ワークショップでは、次世代の経営を考える“ひと”に焦点を当てます。なぜ戦略提言というボトムアップ型なのかを述べるなら、経営理念を実現するために事業を継承していく人材のトレーニングだといえます。大切なコトとして次世代のマネジメント候補が提言している組織の課題について改めて深く考え、組織文化として“提言する人”を見つけ出すものです。
実行手段は、編成されたグループで組織課題を見つけ出し、具体的な解決施策を提言するワークショップを実施します。「思考の記号化」とはロジカルシンキングを言い表したものです。マネジメント候補者の考えているコトを理解するためには、具体的な絵や図あるいは文章といったモノに書いてもらいます。「戦略提言ワークショップ」では、実施する企業が大切にしている経営理念を実現するために、受講者が何を考え行動するのかを、最後にプレゼンテーションの形で行います。
組織文化を創っていくためにも組織人員の20%程度は、思考と行動を開陳し組織ステータスを完成させたいものですね。
良い組織・好い組織・善い組織を創ろうとしているリーダーは誰、会社の財務を健全化させようとしているリーダーは誰、営業が取ってくる商談を具現化するエンジニアリーダーは誰、と熱心に考え行動しようとしている選ばれた人を組織全体で知るというコトですから、暗黙知を含んで健全な組織文化を育んで行く大切な条件ではないでしょうか。
実施の参考事例
このケースでは、アイデアソン型の問題抽出とチーム運営を取り上げ、後半は組織内部チームが持っている暗黙知を動員したエスカレーション型の課題解決プレゼンをしてもらいます。最後に経営の判断と事由を説明することで1周させ完了です。
ボトムアップ型の経営革新の戦略提言トレーニングは、組織文化の見える化でもあります。組織の核が「経営理念」という想いで繋がっているコトを改めて知ることに成ります。組織文化の醸成はこうした日常の実践にあると考えています。
NAOS研究所は「経営革新、創めるを始める」で皆様のイノベーションの取り組みを支援したいと考えています。