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コミュニケーション

 コロナ渦で、人源関係が粗密のバランスが大きく崩れた行動様式の一つとして取り上げられるものに、コミュニケーションがあります。ではビジネス現場で起きている事柄を見て、何が問題なのでしょうか。

 

 この図はビジネス現場での話し合いの構造を簡易に示したものです。ビジネス上で本気の話題を気楽に話し合うという定義をして書き込みを進めてみたいと思います。

 

 五感(触)という外界を探り出す要因が、テレコンではリアルな集合時とは違った情報伝達になるという不満から、コトは起きていると想像しています。古来よりある手紙やメールなどの手段では、充分では無いのでしょうか。嗅・味・触などを重視したオフサイトで行っていたノミニケーションができていないという不満になってしまいます。

 

 情報が削がれている伝達手段である手紙やメール文が成立する条件として、送り手も受け手も固人として意思決定する能力を持っている前提に成っています。これは重要なポイントです。先を読み本質的な課題解きに進もうとする情報処理能力が不可欠だったのです。

 

 テレコンの音声+画像はタイルアイコン化され発言者の音声に反応して顔が拡大されるといったリアルな話し合いとは全く違った様相を呈しています。詳しく明瞭に伝えようとすればするほどノイズが満載の情報になっていきます。目じりまではっきりとアイコンタクトを交わすコトなどめったにあるモノではありません。別次元の情報をたくさん送り続けるのですから、それは思考的にはノイズというコトになります。

 

 ビジネスコミュニケーションがメール主流になったとき、文書として相手と情報交換するという、ある種の緊張感があったのです。昨今のテレコンでも録画されているコトを思えば正式な記録としての扱いになりドキュメント化されていると考えるべきでしょう。

 

 取引先とテレコンを企画するのならば、短文で明確な発言要旨を前もって用意するコトは

必須です。また映りだされる自分像もチェックするコトも必須です。そう実はメール伝達より複雑な仕掛けに臨んでいるという認識が大切なってきます。

 

 

 演出に無頓着な動画像は、言いたいこと以上に多くのノイズを送り出してしまいます。

まるで監視カメラにやパソコンに話しかけているのでは、本意は伝わり難いのですから。

 

 

 

NAOS研究所 

「経営革新、創めるを始める」でお馴染みの会いに行ける経営アドバイザー

日野市多摩平の森産業連携センターPlanTで、価値創出連携コーディネーター週末活動中

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