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SoC一考 つづき

 自動車産業におけるシステム・オン・チップSoCに関する記事を前回書きました。

米国が半導体のグローバル・エコシステムで、ゲームチェンジャーとなるべく大幅なルール改定を続けています。プロセス装置の一部では日本製が強いエリアもあるのですが、基本的な知財力という軸では、このゲームチェンジに巻き込まれるコトは明白でもあります。

 

 携帯電話(スマホ)事業においても料金値下げで一連の動きが顕著化してきました。

スマホの端末や基地局ネットワークなど多くのシステムが動いているのですが、圧倒的に米国の知財エリアに組み込まれています。おそらく50%超えのコストが知財へと吸収されているとも考えられます。ここでもSoCに代表されるゲームチェンジが起きています。

 

 こうした知力の構造があります。日本が強いとされている科学医療分野でのノーベル受賞に代表されるように、一点を深掘りする方法で成立するフィールドでは顕著な成果を果たしていますが、全体を支配するルール起草者には成れていないという現実があります。

 

 プログラミング教育に代表されるように、本邦のデジタルに対する思考は解法が明確化された方法論に大きな偏りを見せていますが、できれば汎用な答えが見つからない問い掛けをしていただきたい。方法論を見つけるには明らかにゴールが設定されなければいけません。

 

 プログラミング教育に代表されるデジタル思考では、善なるゴール(仮説)が必須です。

プログラミングの世界でコンカレント開発やアジャイル開発が叫ばれています。完成されないOS開発のような集合知を扱えると善いですね。この学びと実践では、グループで実際の課題解きトレーニングが効果的だと思います。未踏域にチャレンジしていきましょう。

 

 

NAOS研究所 

「経営革新、創めるを始める」でお馴染みの会いに行ける経営アドバイザー

日野市多摩平の森産業連携センターPlanTで、価値創出連携コーディネーター週末活動中

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