創業スクールに通ってビジネス起草を考えるときの商品の構成について一考してみます。
個人事業として立ち上げるとき「安い商材」だけの提供は避けていただきたい。むしろ30万円程度の「高い商材」が無ければ上手くはいかないと思っていただきたいのです。
自信のない手探りの値付けとして3,000円といった単価設定があります。
どのような商材であっても、これでは30万円の利益を頂くのに、原価率50%でも60万円の売り上げがざっくり必要です。つまり毎月200人のお客さんが現れてこなければ成立していないことは、売上損益計算書を書くまでもなく理解できると思います。
好きな料理を生かして飲食店をやりたい。資格や知識を生かしてコンサルタント業を始めたい。趣味の手芸を生かして作品を売りたい。この様な個人事業を目指している方は、商材の善し悪しではなく、それを購うお客様の総数を想定してみたください。
(1)前記の毎月200人は20日稼働なら毎日10人です。
(2)年間200日なら2,000人がお客様として必要です。
(3)講演集客100人なら毎月2回の開催が必要です。
知古を頼っても2,000人は途方もない数ですね。一見のお客さんを2,000人集めることも実に大変です。そう、事業に参加しているのは、ひとり親方なのですから。
そこでカギを握っているのは「高い商材」というコトになります。個人でやっている飲食店を取り上げますが、扱っている商品で大きく変わります。カレー屋さんで一品3,000円のメニューは出会ったコトがありませんが、蕎麦屋さんでは3,000円のメニューに出会うことはあります。この蕎麦の値段には、田舎の自然を借景として環境価値が含まれてもいます。
起業するとき、「安い商材」「高い商材」を企画するコトをお勧めします。
高い商材とは、ビックリする位、お客様にとって善い価値がたくさん含まれている状態です。基本的欲求は提供されていて当たり前ですから、潜在的な嬉しいコトが実現するといったコトにつなっがっています。笑顔でお迎えし、ありがとうで送り出せる接客などは、あなたの商材のセールスプライスを押し上げています。フロントビジネスの派手さに惑わされずに、バックヤードで高い価値を生み出すビジネススキルを磨き、商材を兌換して売り上げを確保して永続する事業を築いていきましょう。
NAOS研究所
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