勉強会の先輩から「ピンチはチャンス」という書き出しで意見をもらいました。まさに現在置かれている社会環境のなかでピンチだと思っておられる、起業を狙っていた方は、環境変数の見直しにご苦労されていると思います。
最初に「ピンチ」の理解ですが、既に追い込まれた危機の話では遅きに失しているのだと思います。ピンチとは、危機の中に身をさらし先陣を切って一歩を踏み出している状態です。その一歩が醸し出す環境変化が、当然ながら未体験ゾーンの状況を生み出しており、1人の起業家へ提示された状況でもあります。したがって模倣できる事例などなく自分が切り開いていくコトが強く求められています。
自分力という経路依存性の高い知恵であったり情理ともいえる、知力のチカラが大切であり、またそのチカラはピンチの中で瞬発力を備えていなければ、役には立たないものです。チャンスは不意に訪れてきます。その時、すっくと立ちあがるコトができるかという行動が起点になっていると、経験からも強く感じています。
チャンスを逃してしまったと感じている方には、心配は要りません。チャンスは一定のところには留まらずに、絶えず変動しています。あなたがピンチの中にいるのだと認識できるならば、自分力を高める行動を継続し、一歩を踏み出さなかった事由をしっかりと考え、次なるチャンスに向けて瞬発力を溜め込みましょう。