内閣府の調査では、テレワークを体験した人は全国で34.6%になるそうです。とりわけ東京23区に限ると55.5%に高まるそうです。
多くの方がテレワークを実際に、何らかの目的をもって体験したというコトですが、日本の組織社会として見たとき、再生社会化として動き出しているというう査証だとも考えられます。
テレワークが思うように機能していない、のように負担だと感じた人も少なからずいると報告されています。今まで自分が居た場所が消失して、新しい居場所を見つけなければいけないという問題*があったのだと思います。
組織内部で期待される役割を引き受けるために、ネット社会のITリテラシーやデジタルなテクニックなどのスキルが備わっていたのか、あるいはそうしたプロセスを前もって獲得していたのかといった、素養としての対処不足を嘆いていたのかもしれません。問題*はもっと前から顕在化していたはずだからです。
感染症の第二波がピークアウトしたというニュースが流れています。テレワークに対する問題点の所在も、初期の戸惑いからネット社会のプラスとマイナス面も、捉えられ、社会課題や組織課題が明らかになりつつあります。もう少し深層に迫ると、社会組織の中での居場所について考えてみたい。
居場所を見つける
自宅から会社へと移動して、1.5m四方のマイデスクのある事務所に辿り着いていた日常が、テレワークによってこの所作から解放されています。つまり居場所としていたポジショニングからも、解放されてしまったコトになります。
1.課せられた仕事を遂行する
2.良好な人間関係を築く
3.組織(ネット)の規範を受け入れる
4.組織の一人として相応しい属性
仕事をするネット社会での概念構造を、4つ書き出してみました。テレワークの入口で居場所が霞んでしまった経験があるとすれば、この4つの構造の一部あるいは、そのすべてで変化が生じたコトだと思います。
テレワークで働き手に与えられたイノベーション・チャンスだと思います。
スキルセットもマインドマップも含め、自分の居場所を変えてみませんか。