既存の仕事であっても、オンラインに移行したのではないかと推察しますが、如何でしょう。また店舗ビジネスでの満席にするとした価値観が少しばかり崩れてきているのではないでしょうか。
辿ってきたデジタル移動という大きな括りでは、同じようなフィールなのですが、実際のビジネスでは8つもの変化をしましたし、事後を仲間と甘受してきました。どんな好きなコトを仕事にしても ”人生より仕事の方が短い” というビジネスの寿命を迎えてしまいます。しかも結果は、確実に事後性が高いのです。
目的を結果に求めると、すべてが終わった後に手にするコトだと言えます。
好きなコトを仕事にすると、永遠に評価を伴う結果を手には出来ないという実に不都合な話になってきます。ビジネス相談を受けるときに、結実しない目的を求めて悩んでおられるケースがたくさんあるのです。
モノコトの結果は大切です。それは何かといえば、実現可能性がある目標です。皆さんが設定しているより確実に短い時間軸を辿って、手にできる目標です。『昨日から今日までの1日で、実現できたコトは何ですか』が問い掛けでしょうか。
手にするコトができない目標は、設定するコトすら避けるべきものです。
一つ一つ到達していく設定されたトレースポイントを積み重ねてゴールに辿り着くのです。自らが設定したゴールを手にすると、ココからは何一つすることは無くなり、名実ともに終わってしまうのです。
8つのビジネスを追いかけた身で考えてみると、ゴールは確実に結果が出てきます。その評価がプラスであれマイナスであれ、誰からも剥奪できない自分の経歴となっているのです。ゴール後はこの経路依存性をもった道を歩んでいくのです。
ビジネスが一つの結実をみると、達成感や喪失感がないまぜになって空白時間が生まれてしまいます。この時に何を考え行動していくのか、それが問題です。
8つを後で考えると、常に思考体操をしていたコト、その日々の思考ノートが大切だったコト、そして最も大切だったコトは、人に出会ったコトです。なぜ人なのかといえば、思考の刺激はいつも人からもたらされて来たと言えるのです。
経営や起業をアドバイスするというコトは、いつも異見を述べるというコトだと胆に銘じています。「あー、そうですね」「私も、そう思います」では全くお役には立っていないのです。相談者が、そうしたアプローチがあるんだという気づきに成らなければ、相談するまでもないのだから。