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それ、無理です

 先回に続きリモートワークのネタです。大変面白く、もう大喜利状態です。

 

 テレワークの課題を解決。生産性を高める方法。が提案されていました。まあ、そうでしょうね。と生産性が高まっている状況を解説するネタとしては納得いくものですが、それ狙いますか。

 

先回と同様に、10のツボがあると書いてありますので転記してみます。

 

  1. 開催は45分で
  2. スケジューラーを活用
  3. ルールを決める
  4. 目的と目標を明確に
  5. アジェンダと資料を事前に準備しよう
  6. 雑談と顔出ししよう
  7. 役割分担を決めよう
  8. 活性化の8つのコツ
  9. 終了後、すぐに議事録を発信
  10. 宿題・次のアクションを明確に

 事前に資料ができていて、短時間で終わるというコトは、調整連絡や採決の会議だと推定できます。また議事録を取る会議は、同じようなメンバーが定期的に集まる、例えば月例報告などがありますが、次回、「あれ、どうなった」と聞くようなケースでしょうか。和気あいあいという懇親会でなければ、生産性観点からもやめた方が良さそうです。

 

 現場の人を直接集めないと、経営データが集まらない会社の仕組みは、生産性を説く前に改善すべきことがあるように見受けられます。この方法を説いている前提には大きな落とし穴があります。

 

 左図はサンプル定理のようすを示した絵ですが、議事録で経営や組織をコントロールしているとすると、一定時間経過したその時の変化量⊿Mを計測してしまいます。事実がスピードを持っているケースが多々あり、赤い線のような変量を検知できないコトが起きていると仮定すると、大変まずいコトが含まれるかも知れないと気づくハズです。

 

 世の中で良く説かれているPDCAサイクルなのですが、データのサンプル周期に気を配っていなければ、遅延量の大きい経営をしてしまう危険があるのではないでしょうか。

 経営モデルとレスポンスを描いた絵ですが、経営データの収集が的を得ていないと、期待値に収束しないコトが起きてしまいます。

 

 点線で書いたソフトランディングのように大きなダンピング計数が掛かかっているケースにするか、赤色のようにオーバーシュートするが、キャッチアップを素早くするかは、経営の特性だと思います。

 

 あなたの業界は、先鋭的なデジタルトランスフォーメーションを想像したときに活躍しているコトが具体的に思い描けていますか。また自分がどのような姿になっているのか想像できていますか。 この問い掛けが、元の記事を提供した主人公の意図だったように思います。

 

 生産性を上げたその先には、あなたの夢がある筈だから…。