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リモートワークのツボ

 コロナ感染症の影響もあって都内23区に勤務されている方の50%以上が、テレワーク体験者だそうです。

 

 テレワークの効果を上げるヒントにと思い、フジツウジャーナルの記事に効果を上げる10のポイントがありましたので、転記してみます。

 

 [最低限必要なコト]

  1. しっかりとした通信インフラ
  2. 動作が安定しているアプリ
  3. セキュリティの確保
  4. 会社でしかできない仕事の削減

 [会社・組織で必要なコト]

  1. 一人一人を理解する 
  2. コミュニケーションの改善
  3. 評価制度の見直し

 [個人で必要なコト]

  1. 仕事にリズムを持たせる 
  2. アウトプットや成果へのこだわり 
  3. モチベーションの維持

 

 

  このポイントで最大限の障壁は、会社でしかできない仕事の削除…という定義が出ているコトだと思います。会社でしかできないという必須要因は何かが不明ですね。紙のデータがあるとか、押印しなければいけないとか、サボっているとか、長時間になるからとか、色々挙がっていますが、まったく真因ではありません。

 

 ネットワークの歴史をみると、遠くのコトを理解する手段として発展してきた事実があります。インターネットでは送っている情報がマルチメディアになり、タイムロスも少なくなり、現在は表現力が一段と向上していると考えられます。でも、10のポイントにはネットワークの高度化は条件に成っていません。

 

 会社でしか出来ないという仕事は、すなわちアウトソース化できないという理由と同義ですが、内製の方が人件費経費というコストが安いというコトでしょうか。だとすると外に頼むより社員に処理してもらった方が安上がりだという判断が優勢だというコトになります。

 

 いや社員ならではのクリエイティブな仕事があって社内で行う方が高度化できるし効率的だという主張があるなら、これらの内容が具体的に分析できる筈です。

 

 実は、その具体的分析が、残りの9項目だと宣言しています。

自宅より会社の環境の方が9項目に渡り優勢なんだという訳ですが、納得できますか。ひとり一人が社畜ではなく独立した個人であると強く認識できていれば、残りの9項目も難なくクリアできると信じています。

 

 拘束時間✕人間力を成果として支払っている時間給報酬から

 人間力✕成果物に対して出来栄え成果に対して報酬を支払う

 

 に、自ずと変化していくのではないでしょうか。

でなければ、モダンタイムズの描かれた世界観のまま今も現存していることに成るのではないでしょうか。