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気づき

 

 「気づき」という極めて大切なビジネススキルをテーマにして「気づきのブログ」を書き連ねています。

危機に直面したとき、その真因というべき課題を捉えるチカラが重要になってきます。そのチカラは問題を自分のコトとして捉えているかどうか、どの視点を持っているのか、どこに向かえば善なるゴールに近づくことができるのか、といった本質的な問題解決能力が必要であり不可欠でもあります。

 

 そういった本質を捉えるチカラは何処からやって来るのかを理解しておく必要があります。自分の思考フィールドの外側に不可解とか不可思議という概念が存在しています。そうした領域に踏み出すために「気づき」という思考フィールドの膨張が起こらなければ、不可思議のまま過ごすことに成ります。

 

 では、どうやって気づくのかということですが、簡単です。関心事として心が動いた瞬間に、自分事として紐づける習慣を養うことです。つまり対象の出来事に意見がアリやナシやですが、必ず記述してみることをお勧めします。一言でズバリ本質を指しているかどうか、さあトレーニングです。

 

 それでは間に合わないと思った方は、アリとキリギリスの童話が示したテーマを思い出してみる必要があります。上り坂のプランしか持たない事業計画では、こうした危機には間に合わないものです。確かに今回は、状況の振れ幅が極端であり想定外だとしても、振れるという事実を認識していれば対応するコトが可能だったに違いありません。

 

 事実リスク対応している企業は少なからずありましたし、行動に移しているコトも知られています。ビジネスは、アイデアが枯れると事実上倒れます。この思考ストックが問題であり「気づき」の本質的命題でもあります。今からでも考え続けるコトを始めていただきたいのです。NAOS研究所は応援します。