社会が大きな転換を見せているのですが、挑戦しているビジネス環境もまた変化していることから、真摯に適応していくコトが求められていると思っています。
ITベンダの 富士通の調査レポート で[持続可能は社会の実現に向けて、ビジネスリーダーに求められること]に興味深い内容を持っていましたので、ご紹介しながら個人事業主にとって、どのように取り組めば良いのか思考体操をしてみたい。
持続可能性の思考モデルは、採掘資源や自然エネルギーを含めて、地球そのものをビジネスで利活用しているというものです。「ビジネスのタネを創る」で扱っている本質的なテーマはココにあります。
前記述の調査レポートには、ビジネスリーダーが、社会価値の創造を実現させるために課題があると記述されています。内容を引き出してみると、
1)アイデアを実施可能なプロジェクトにすることが困難
2)ROIが明確にできない
3)アイデアを創出することが困難
この要点は、新しいビジネスを考えるコトは数十年前から課題が変わっていないという事実です。ビジネスコーチングに関わっている身としては、大きな前進をしていないといわれていますので、踏ん張らなければいけないと諭されています。
これは組織階層別の学びの体系ですが、3つの課題は全ての領域で足りていないという申告でもあります。企業組織のビジネス・フロントで閉塞感があるのだとしたら、深刻でもあります。組織リーダーシップを裏打ちしている、専門的なスキルマッピングを獲得しなければ方策すら見つからなくなってしまいそうです。
SDG'sとDXの表題に示したように、デジタルトランスメーションを利活用する道を探っていくコトをお勧めします。デジタル知見として資産化され多くの人に提供されています。こうした人類の英知には、同等品を後追い開発するなどのコピー品は要らないのです。先覚したエンジニアの知的資産は対価あるいは思考努力を尊重して使わせていただき、その先へデジタル知見を進めていくコトが大切です。
3つの課題は、先覚者がいなくて初見のアイデアという事態は、知財の世界観からも、実は極めて少ないのだろうと思います。アイデア検討で先覚者や競合に気づいたとき、目的が社会価値の創造であるならば、できるだけ多くの関係者を巻き込んで要件を満たしていくコトは必須だと思います。
ビジネス領域の広がりを思考する。
SDG’s思考にとって、スキルマッピングを多様化するコトは不可避なものです。