インターネットオブシングス(IoT)の世界がニューノーマルの中で急速に浸透し市民権を得ようとしています。
もはやビジネスシーンだけでなく、小学生のリモート学習などのシーンを見るにつけ30年以上も前に唱えられていたインターネットの世界観が、今や日常的になっと感じています。
インターネットの世界観で、ビジュアルコミュニケーションを見事に実現したものとしてスマートホンが存在しています。しかしこれでは期待した世界観の一部が出現したに過ぎません。次のステップとしてパソコンが個人に行き渡ってくると、本来の期待のように、クリエイティブな思考の領域で生成されたモノコトによって人生の豊かさが高まっていくかという課題に進んでいくのだと思います。
知識を得てゴールを導き出す過程で、ロジカルシンキングというプロセスを通ります。そしてロジカルシンキングの入口に立つためには、獲得した知識や考えたゴールに対して、いったん批判的思考をして問い掛けをたくさん浴びるコトが大切になってきます。それは以前にも書いた「Blast」「Create」「Refine」という思考のプロセスを辿っていくコトです。
AI時代の人が受け持つ思考領域とはこのような処ではないでしょうか。
こうしたお話をする機会があるのですが、質問が返ってきます。
「プログラム教室に通うと何が得られますか」「パソコンよりスマホで良くないですか」…
こうした問い掛けは、インターネット世界観でもそうですが、パソコンもスマホも単なる便利な道具だという事実をもう一度お話することに成ります。幼少期からバイオリンを習い成人するまで15年間音出しのトレーニングを重ねてきていても、大きな舞台で聴衆を感動させる素晴らしい音楽家に自動的にスライドしていくものではないコトは問い掛けの主も承知しているハズなのです。
パソコンは人の思考空間に出現した良きアシスタントでありストックです。
この道具が自分を超えて思考空間を創り出していくのはSF世界観だけにして欲しいものです。もし異次元の電脳空間が出現したというコトなら、必ずプロスラムを考え創り始めた人が何処かにいるはずです。
あたらしい思考空間を楽しんでいきましょう。