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お金がお金を生まなくなった

 今年のサマーシーズンの富士山登山は、新型コロナの影響で入山規制が掛かっており登ることができれません。市中でもリモートワークやオンラインでの活動をする機会も増えたのではないでしょうか。

 

 当研究所でも、リモートセミナーやご相談などオンラインで行うようになってきました。古くはDOSマシンのパソコン通信に親しんできたコトから、ビデオ通話やチャットには取り組むコトは負担なく対応していますが、読者の皆さまはどのような環境に移行しているのでしょうか。激変した環境に適応していくニューノーマルになったと思います。

 

 さて、表題の「ゼロ金利」の世界が久しく続いています。

 

 冒頭のテレワークのトピックを描きましたが、お勤めの方にもフリーランスの方にも等しく ” お金がお金を生まない ” 経済環境でパーソナルエリアを強く意識した生活スタイルが出現し、定着しつつあると思います。お金を差し出して差額を上乗せして返してもらうという、古典的な金融活動が低調になっているという証でもあります。

 

 経済活動の主要素に運搬・移動というファクターがありますが、取引する価値がお金ほどには瞬間移動しません。多くの価値がモノ・コトに集まっていましたが、ゆるやかに一人一人の知覚へ移ってきているのだ感じています。世界の新型コロナ情報があふれる中で、日本の人々の知覚価値は世界の中で非常にユニークなのだという事実を改めて強いインパクトで知らしめています。

 

 私たちは、この知覚価値をどのようにして保有・保持しているのでしょうか。

 

 ユニークな特殊解の集合なのですが、紛れもなく一人一人が創り出しているのだと思います。 そのことに思いを馳せてWith コロナで出現したニューノーマルについて読者の皆さまと考え続けていきたい。