· 

その望みは、いつも未来にある

 

 

 新人さんへのセミナー前の講話として、ソーシャルバリューの話をしています。就活を経て1ヶ月後の満足度を聞くと約60%程度の数値になるそうです。3年後の離職率が高いと言われていますが、その起点は入社後1か月後、正にこの時点です。

 

 20歳代前半で60%ほどの人が満足だと答えているのですが、(1)期待している会社へ入れて満足しているケースと、(2)今まさにチャレンジのスタート点に立ったとするケースの2つが存在しています。両者が混じっているケースもあるでしょう。ここでの問題は立ち位置と視線です。

 

 20歳を過ぎて新社会人になった時、正にここに立っています。

では、視線が何処にあるのかが大きな課題になっています。小中高そして大学と数年ごとに関門を潜ってここにやってきたのですが、ココをゴール設定していた場合、過去の経路がハッキリと実像を結んでいて、未来がぼやけているのです。3年後と書きましたがそれの20倍近くも見通さなければ、最もソーシャルバリューが高まっているであろうゴールが見えないのです。

 

 (1)(2)の何れのケースであっても、Phase Ⅱのスタートポイントに立っているという自覚を手にするコト。そして未来を見つめ「学びと実践」を重ねていくコトが強く求められてもいます。

 

 上図のソーシャルバリューが高まっている年代は、実は自分以外の人に大きな影響をもたらしていることに気づきます。同時に社会資本をたくさん使わせて頂いているコトにも気づかされます。

 

 

 左図の絵は、この変化点を説いています。

深層の水面下まで辿っていくことを期待しています。成果を出そうとするならば、

 

(a)行動を変える

(b)対話の仕方を変える

(c)思考の仕方を変える

(d)変革の意識をもつ

(e)そして成果を変える

 

 

 組織の新しい人材を迎え入れるために、新人さんも組織の人たちもこの変革の意識を芽生えさせてフレッシュな組織文化を創っていただきたい。スタートポイントで満足していてはゴールに辿り着けるものではないと考えますが、皆さんどうでしょうか。