年度の終わりに古巣で「シニアステージ」として講演をすることに成りました。50歳台を超えてくると、いよいよリタイヤの世界に足を踏み入れる訳ですが、始めてその年代になった自分を具体的に考えるコトに成ります。
いったい何が起きるのでしょうか。
間違いなく半数以上の人が、80歳を超えて人生を歩みます。30年もの時間があります。現役だった時間に匹敵するボリュームが現存しており、この時間が最も大切になってきます。
自分が生きるというコトは「健康」であるというコトです。もちろん身体的に弱っていない、病気に成っていないというコトも重要ですが、社会との関わりとして、居場所や、必要とされる存在であったりと、他の人たちとの関りも大切になってきます。
シニアステージのお話をすると、終わり方の話を想像するかもしれんませんが、まだ上り道を歩まないとエンドロールには到底たどり着けません。人生100年時代構想でも話し合われたように、「はたらき直し」「あそび直し」「まなび直し」といった、ネクストステージとして捉えることが重要だと伝えられています。私達は、まだまだ価値創造の現場に立っていなければいけません。
リタイヤを考えるとき、自己実現のように自分に価値を詰め込もうとするエネルギーに駆られますが、むしろ自分から出ていく価値を最大化していくアクティビティを追求していくコトの方が、楽しいのではないかと思っています。
シニアステージの話をする最大の眼目は、何と言っても「やる気」の醸成です。
年金生活に成ると、あがりに成って悠々自適といったユートピアだと考えている人達に、偽物の自由に囚われることなく、もっとやりたいコトや楽しいコトが待っていると考え直しませんかと、真剣な問い掛けをして、リタイヤロスといった回り道をせず貴重な残り時間を大切に過ごしていくコトをお伝えしています。
ストレスなく充実している「シニアステージ」を創り出すのは、どこまで行っても自分である。
知っているコトをお役立ちさせる、知他激励。古巣でがっばって話込んで🍺飲んできます。