最初に起業を思い立った起点は左下です。
起業を思い立った時に目指すべきコトは、技術の確立ですが、少なくてもお客様より”腕”が立っていなければ商売になりません。
ご相談を受けるときは、一番でなければ初めてはいけませんとお伝えしています。最小単位で考えると半径3メートルでは、自分が一番になっているハズです。
この商圏を3キロメートル、市内、県内、日本…と広げて考え、自分が一番であるワザ(技・業)がどのような価値を生み出しているのか、最初にしっかりと見つめてみます。
会社でエンジニアをしていた、経理や営業の経験が豊富だ、いろいろな技能・資格学校に通って、もう準備終わりと思っているとしたら、リスクがむしろ最大化しています。野球のルールブックを読破して熟知していても、プレイヤーとしてホームランバッターに成れた訳ではありません。
起業を目指しているケースで少なからず不足しているのは、知識と技術の質量とバランスではないかと思います。バランスを保つ、抽象的表現で申し訳ないのですが、ヘリコプターセンスだと考えてみてください。困っている自分の現在地からホバリングして目線を高く上げていきます。俯瞰すると現在地のポジションや社会環境や見えていないモノが見えてきます。
良く言われる見える化ですが、見えただけでは行動には移せません。ゴールに向かって方向性が創造できれば、ロジカルにルートを組み立てられるはずです。ここには”理”と”情”の2軸思考で思考体操を進めていきます。理屈として明らかでも、やる気が起きなければ、行動に移せないコトは明らかです。起業オーナーは常々この2軸思考で前進していくコトに成ります。
山塊には、山頂を目指すバリエーションルートも沢山ありますが、春夏秋冬の環境ファクターも絶大なエネルギーをもって生存プレッシャーを脅かしています。それは覚悟というココロの課題として贈り物が用意されていると思っています。オーナーだけに贈られる宝物です。