何が見えているのか

 全てを網羅し、且つモレなく・ダブりのないコトをMECE概念と言います。そうしたロジカルシンキングを進めていく中で、概念イメージが、状態(1)から状態(2)や状態(3)に変化していくことを許容しているかどうか。更に進めて全方位の視点を意識することで、状態(Ⅳ)のような立体概念が生まれているかどうか。 もっと行くと時間概念が組み込まれ流れていくという思考域に来ているかどうか。

 

 

そうした地動説の上に、自らの知識の基盤があるというコトに気付いているかどうかで、思考体操している起点が、どこら辺にあるのか明らかになり、見えるというカタチが出てきます。

 

 理と情の2軸思考という概念でも時間遷移を付加してお話した経緯がありますが、大切な土台でもあります。

マネジメントの世界で変革していくためにプランを作りますが、極めて大切なコトは未来予測を建てた仮説であるという事実体系です。この時点では何一つ行動していないのであり、結果も出ていないのです。

 

 課題解決を志すアクションプランは、明らかに未来予測でもあり、これが計測可能なカタチで見えていると心強いといえます。思考の表出化が大切だといっています。日ごろの訓練としては兎に角、デザインするコトです。

 

 私の実践法としては、(1)ノートは片開で使うコト、(2)絵描きをするコト、(3)空白の半ページに後日エッセンスを書き込むコト。思考の見えるかをしていくトレーニングを常に欠かさないコト。を実践しています。この後書きこそが、小さな時間単位であっても自分の思考成長が見える化されていると考えています。