何とかしたい

 最近、働き方改革などで複業というキーワードがでてきます。

これが意味するだろう、個人が身に付ける「マルチスキル」という社会要請が、ジワリと現実世界にも押し寄せてきています。そこで「何とかしたい」という言葉が発せられ、「何とかする」ために、資格や免許の取得という誤解に満ちた方法に進みがちです。「何とかしたい」には、いったい何が問題となっているのでしょうか。

 

 どのような能力であっても、プロフェッショナルな領域まで達して初めて、第三者からその提供要請がやってくるとも考えられます。先達のためには10,000時間の壁が有ると言われています。誰にも真似されない、圧倒的な強みであるコアコンピタンスを具体的に説明する上で、経験から得られる実践知の予等価な量として10,000時間という概念が示されているのです。つまり、何に熱中してきましたかという問い掛けでもあります。

 

 

 それが好き、やりたい、そしてできる。というフィールドを暗黙ストックを含めて自己を見つめ棚卸しをしていく訳ですが、この三拍子フィールドから思考safariを分け入っていくことをお勧めします。