プランシートの書き方

ビジネスプランとは

 インキュベーションセンターで開催されているビジネスプラン・コンテストに申し込みをされる方を対象に、プランシートの書き方をYouTubeで公開しています。

 

  ビジネスプランを書くということは、手段を講じるというコトを意味しています。
そしてこのプランを書こうとしている対象は、とうぜん読み手ですが、真の対象が読み手の向こうにいます。

 

 読んでもらうコトは初段にある手段の一部ですが、狙っている目的は、読んで知って共感してもらうコトが二番手にあります。真の目的は、読んで知って共感してもらって、狙ったように行動を起こしてもらうコトにあります。ここは押さえ処です。

戦略思考

 さて、目的と手段について書きました。

具体的な訴求となるように、汎用なロジックを使ってビジネスシナリオを組み立てる必要があります。

 

 プランニング書の構造構成や言語体系は、読み手に取って理解ができなければ、狙った効力が発揮できません。

 

 汎用のビジネスツールとして、たくさんのフレームワークが世の中に出回っています。自分のプラン書に相応しいツールを使って的を得た表現を使って、ズバリ短いフレーズで言い切ることがとても大切です。



戦略提言

 もし読者が、会社組織で事業計画や組織構造への提言を仕掛けようとするなら、訴求点は一つに絞って臨むことが効果的です。

 

 複数の論点を提言に含めてしまうと、結局のところ何が言いたいのかとなって戦略思考ができないヒトという、提言が逆効果を生んでしまいます。これは避けたいですね。

 

・この○○目的に向け、□□手段を取る。

・□□手段を使って、この未来価値を創る。

 

 目的となるゴールの設定を間違わないように、真の狙いを表現していただきたい。

商品企画

 もう一つは、新しい商品やサービス開発を提言するケースです。より具体的な内容を持っていなければ、投資対象に成りません。

 

 手段を講じ行動した結果生まれるであろう創造価値の想定やターゲットの価値数値は、科学的なアプローチをしたものでなければ、説得性が生まれてきません。

 

 追加の問い掛けにとことん応えていく用意周到さが、突破要件です。粘り強く深掘りされるコトを期待しています。

 

 企業では、新しい取り組みは日常的な出来事ですから、臆せず提言していきましょう。